2019年06月01日

静岡建築探訪2

こんにちは。意匠設計室の成尾(なりお)です。

2月のブログで坂茂氏設計の静岡県富士山世界遺産センターを見学させていただいた様
子を紹介しました。

今回は『 静岡の建築探訪2 』とのことで静岡市にある隈研吾氏設計の『日本平夢テラス
を見学させて頂きました。

さて、日本平という名前は、皆さんもご存知だと思いますが、私自身どういう所なのか
あまり知らずにいたので少しご紹介いたします。

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    緑の部分が日本平で静岡市内の中心に位置


『日本武尊/倭建命』ヤマトタケルノミコトの伝説をご存知でしょうか。

その中のひとつに罠にかかって草原に火をつけられ、それを剣でなぎ払い難をのがれ
た伝説が静岡にあります。
その後、小高い丘に登り周りの平原を見渡したところが日本平だそうです。
(かなり簡略化してます。)

ちなみに焼かれた草原が焼津という説もあり、草薙という地名もあります。
この剣は、三種の神器の『草薙の剣』とのことだそうです。
この間、話題になりましたね。

前置きが長くなりました。では建物の紹介をいたします。

日本平夢テラスは、八角形のシンボル施設と展望回廊で構成された展望台施設となり
ます。

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      駐車場より展望台へ                      シンボル施設

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        展望回廊                       外壁とエントランスサイン

高台の既存展望台の高さで展望回廊をめぐらしてシンボル施設とフラットにつなぐこ
とで360°視界の開けた眺望が可能となり、空中に浮かぶもうひとつの地盤となって
います。

シンボル施設は、法隆寺夢殿にヒントを得て全方位の眺望を楽しめるように八角形と
したとのこと。
八角形のリング形状を構成し、中心の吹抜に階段を置いて上部へ誘います。

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  中心部の3層吹き抜け部 (階段)                    1F庭園


メインの構造は、鉄骨造ですが、それに付与する木架構や内外仕上げに地元産材
ふんだんに使用しています。
鉄骨と木材のコントラストは、隈研吾氏ならではと思います。

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      中央吹抜の2階への階段                  最上階への階段

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         屋根の木架構                       3階展望テラス

3階から展望テラスへ。 そしてテラスから展望回廊へつながる空間構成としています。

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    既存展望所への空中回廊                   出口となる屋外階段

3階の展望テラスから清水の方角を見ると富士山が見えます。
この日は雲と霧で視界が悪く、頂上のシルエットが少し見えただけでしたが、晴れた
日は、とても綺麗だと思います。

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             富士山、見えますか?

時間がない中でしたが合間を利用して勉強をさせて頂きました。
今回もこのような機会をつくって頂いたことに感謝いたします。
そして少しでもお客様にお返しできるように努めて参りたいと思います。
posted by 東条設計 at 16:13| 鹿児島 ☁| 東条設計ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする