2019年12月13日

江口邸 地鎮祭

皆様こんにちは。いつも大変お世話になっております。
意匠設計室の吉丸です。
先日、鹿児島県姶良市の「江口邸」の地鎮祭が執り行われました。
雲一つない晴天のなかでの式典となりました。
本件は大変有難いことに弊社で設計をさせていただき、2年前に姶良市内で開業されました「あいら糖尿病・甲状腺・内科クリニック」の江口透先生より引き続きご縁をいただき、進めてまいりましたプロジェクトです。



設計中から先生と奥様の柔らかいお人柄に感銘をうけ、良い設計で何とかお応えしたいと努めてまいりました。
今後監理に入りますが、施工会社である曽山建設と互いに協力しあいながら、これから長い時間を過ごす居心地のよい住まいをつくりあげていきたいと思います。

変換 〜 191127 江0000.jpg 内観の様子                      


【設計コンセプト】ゆるやかに、のびやかに棲む
敷地は幹線道路から一敷地分控えた位置で周囲を住宅に囲まれた立地である。
地形の起伏や開きたい景観など場所の特徴が希薄であるということが敷地をはじめに訪れたときの印象であった。
土地は東西に間口長く、二宅地分の広さで南側の道路に接しており、ある意味典型的な日本の宅地ともいえるようなこの場所で、ひとつの特徴といえるこの広さを如何にして住宅の居心地よさ・空間の手がかりにつなげていくかを課題とした。
また、設計の要件として2世帯住宅が求められたが、世帯間を明確にゾーニングするよりは昔の民家のような付かず離れずの関係で上手に生活をおこなっていくイメージを持たれていたので、そういうゆるいつながりをどのように心地よく生み出せるかということも課題とした。
配置計画においては様々なレイアウトを試したが、最終的には環境のよい敷地の南東側にセミオープンな広い庭をとり、庭を囲むように平屋建ての建物を配置するシンプルなレイアウトとなった。
平屋建てとしたのは、敷地の長手方向に沿うように建物を配置し、敷地の奥行を有効に活かしながら、壁などの強い境界を極力用いずに距離感で居場所を確保したいとする狙いがある。そのうえで大きくパブリックとプライベートゾーンを切り分け、またざっくりとゾーン内部を諸室に分割しながら、それらを半透明の被膜をもつ障子で仕切ることとし、一定の距離感の中に柔らかい境界がグラデ―ショナルに配されるような、ゆるいつながりを持つ空間をつくりだすことを意図している。
のびやかでゆるいつながりの中で生活のなかの何気ないさまざまな行為、時々の気分を受け入れるやさしい居場所が生まれればと願っている。

先生はじめ関係者様の想いをしっかり受け止め、完成まで弊社一丸となって真摯に取り組んで参ります!
posted by 東条設計 at 20:40| 鹿児島 ☀| 起工式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする