皆様、こんにちは。構造設計室の岩元です。
現在耐震補強工事中の“SHIROYAMA HOTEL kagoshima”様の現場研修会へ、先日スタッフ一同参加させていただきました。
ちなみに、2年前にもSHIROYAMA HOTEL kagoshima様にて耐震補強の現場研修会を開催させていただいております。
その内容は↓こちらのブログに掲載しております。
http://tojo-blog.seesaa.net/article/457201527.html
今回は外付フレーム補強工事と、鉄骨ブレース補強工事の施工途中と出来上がった様子を研修させていただきました。
「外付フレーム補強」というのは、建物の外枠(柱と梁のフレーム)の形に合わせて鉄骨とコンクリートの枠を重ねて取り付ける補強のことです。
↓こちらがその現場の様子です。
外付フレーム補強について、意匠設計スタッフの皆さんも、構造的な説明を聞き、一生懸命学んでいます。
↓補強工事が終わって、仕上げまで行うとこのような外観になる予定です。
全然違和感ありませんよね。外付フレーム補強は、窓に補強材が取りつかないため、建物の外観そして、建物内部からの眺望に支障を出さずに耐震補強ができる利点があります。
次に、鉄骨ブレース補強の研修です。こちらの補強は建物の、耐震壁のないところに新しく鉄骨の壁を増設して、地震に耐えるようにする補強です。
補強する場所により、鉄骨の部材断面も選定しております。場所によっては仕上げで全く見えなくなることもあります。
既存の設計情報を把握しながら、補強計画を考える必要があるので、耐震補強は大変であることがよく分かります。
今回は現場の皆様にご協力をいただいて施工中に研修会が行われました。
普段では、中々目にすることのできない、建物の耐震補強工事を見させていただきまして大変勉強になりました。
これから先は、耐震補強の需要が高まってくると思います。そうした中で、お客様と、業者の皆様のことをしっかり考えて、経済性と施工性に配慮した、耐震補強設計を提案できるよう、私自身もさらに勉強しなければと今回の研修会を通して改めて感じました。
今回の研修会では、耐震補強工事に加え、改装工事中であったホルトの様子も見させていただきました。
こちらのホルトですが、現在はすでに改装工事が終わり、先日の6/12(金)にリニューアルオープンしました!
↓詳細はこちらのSHIROYAMA HOTEL kagoshima様のホームページをご覧ください。
https://www.shiroyama-g.co.jp/restaurant/holt/
早速、東条設計スタッフ一同もオープン当日の12日に、ホルトにて会食をさせていただきました。
なんと、6月13日の南日本新聞にもその様子が掲載されていました。(乾杯をしている私たちの姿も写っていました。)
皆様も、この機会に是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
最後に、
今回ご協力していただいた業者の皆様、誠にありがとうございました。そして、研修会の段取り・主催をして下さった構造設計室の池田主幹、意匠設計室の原囿さん、誠にありがとうございました。