2014年05月15日

霧島整形外科 鉄骨製品検査

いつもお世話になっております。
構造設計室の東條です。

先日、現在施工中の霧島整形外科の製品検査を行いました。

今回はお施主様の院長先生、事務長にもご同行いただき、工場にて鉄骨部材の検査を行いました。


まずは書類検査。
自主検査報告、製作進捗状況等の確認をいたします。
今回はお施主様も同行ということで、検査内容の簡単な説明もさせていただきました。

変換 〜 @.jpg

左手奥からお二人がお施主様。
とても熱心に説明を聞いていただきました。

変換 〜 A.jpg

対物立会検査にもご同行いただき、寸法測定、溶接部の確認等行いました。
加工組立て前の鉄骨部材を見る機会は中々ないことと思いますが、興味をもって積極的に何度も質問をされていて、お二人の真摯な姿勢、この建築に対する強い想いが伝わってまいりました。

変換 〜 B.jpg

実際に溶接をしている様子を見せていただけるということで、お二人にも溶接マスクを手に見ていただきました。(これは私も初めての経験で、溶接作業の大変さを実感しました!)

変換 〜 C.jpg 変換 〜 D.jpg

工場内はきれいにしており、整理整頓もしっかりしていました。
また、パス間温度管理表が掲示されており、工場内での製作の精度、意識の高さが伺えました。


※パス間温度管理とは
多層盛溶接など、1パス(溶接継手に沿って行う一回の溶接作業)終了後、次の溶接が始まる前のパス間の温度が上がりすぎないよう管理すること。
阪神・淡路大震災後の2000年に改正された基準法による新工場認定制度での、必須の要求項目となっております。


構造体は、建物が完成するとほとんど見えなくなってしまいますが、安全、安心して使い続けられる建物をつくる大切な要素ですので、弊社では鉄骨製品検査を実施しており、可能な限りお施主様に立会いいただいております。

今回お施主様に同行していただき、一緒に検査・確認をしたことで、より安心していただければ幸いです。

今後も、確かな品質確保のため、しっかりとした監理をさせていただきます。

[霧島整形外科新築工事 設計コンセプト]

変換 〜 霧島整形外観CG.jpg

外来・入院・手術を軸に、リハビリテーション、各検査に加え「脊椎ドック」等、院長先生が地域に対して出来うること、地域医療に貢献する為のハードの設計を心掛けてきた。

平面計画
・2面道路からの視認性、将来計画を見据えた配置
・待合いから外来・検査・リハビリテーション及び2階へ、それぞれへ明確にアクセスできる動線計画
・2面廊下を採用し、回遊性を持たせた病床プラン
・管理ゾーンと患者ゾーンを明確に分離

立面計画
・3方向からアイストップとなりうるファサード
・シンプルモダンのデザインコード
・ガラス張りとすることで、開放的で入りやすいイメージ

posted by 東条設計 at 15:23| 鹿児島 🌁| 監理の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月06日

モデルルーム検査

こんにちは意匠設計室の山本です。
 現在、私が担当している独身寮の現場が鹿児島市内にあります。本日は、その現場のモデルルーム検査が行われました。
 モデルルーム検査とは、ワンルームマンションや病院の病室など、同じ設えの部屋を大量に作る場合、現場で先行してモデルルームを作成し、関係者でチェックすることです。
 1室だけ仕上がった部屋を関係者で確認し、細かな納まりや色合いなどをチェックします。改善すべき点はすぐ洗い出し、これから作る部屋に反映していきます。
 図面やサンプルではイメージしにくいものをモデルルーム検査を通して共有するのが最大の目的です。
CIMG7224.JPGCIMG7226.JPG
今回の検査に、施主側は技術担当者を中心に5名御参加頂き、弊社からも会長の東條、社長の折田が参加し、細部に渡っての検査となりました。
 検査の中でコンセントやタオル掛けの位置、納まりを改善すべき点など、参考になるご意見をいただきました。
 これから本格的な仕上げ工事に入りますが、ご指摘頂いた点を踏まえてよりよい建築をお客様にご提供出来るよう努力します。

CIMG7231.JPG
施工中の集会室も御確認頂きました。

posted by 東条設計 at 08:00| 鹿児島 ☀| 監理の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月04日

耐震について勉強してきました!

こんにちは、構造設計室の東條です。


未曾有の災害となった東日本大震災から一年が経ち、建築ももっと進歩していかねばと思っていた折、第一工業大学で耐震についての公開講座が行われるということで、勉強のため、受講してきました。


題目は『耐震技術最前線 地震から身を守る術を学ぶ』ということで、免震構造、制震構造といった技術や、既存の建物の補強技術などを学ばせていただきました。


写真1.jpg

写真は冒頭で挨拶をされた『西嶋啓一郎教授』

講演者は、『福島順一教授』、『古田智基教授』、『位田達哉講師』の三名で、皆様日頃から大勢の学生を相手に講義をされているだけあって、とても聞きやすく、わかりやすい内容でした。



写真2.jpg

『福島順一教授』  【最近の耐震建築事情】

・ 安全から安心の建築へ
・ 事業継続計画(BCP)の重要性



写真3.jpg

『位田達哉講師』  【耐震補強の必要性と工法概要】

・ 社会的背景からみた耐震補強の必要性
・ 耐震補強の流れ
・ 一般的な耐震補強工法



写真4.jpg

『古田智基教授』  【木造住宅の制震構造標準化】

・ 戸建住宅向け制震デバイスの開発研究概要



大変勉強になりました!ありがとうございます!!



さて、今回耐震についての勉強をしてきましたが、東条設計でも、最近は耐震診断や改修等の依頼、相談が官民問わず増えてきております。


補助事業の実施等様々な要因が考えられますが、やはり、地震大国日本に住んでいて、地震にあったことがないという方はおられないはず。特に最近は大きな地震災害の経験や、またその予測情報等で、関心が高まってきているのでは、と思います。


とはいえ、耐震が重要なのはわかっていても、実際どんなことをするのかわからない!という方もいらっしゃると思います。そこで、今回は耐震の仕事の始めの段階である、耐震診断の様子を、実際に行った鉄筋コンクリート造建物の調査写真で、少しだけ説明したいと思います!



IMG_0256.jpg

これは鉄筋探査の様子。写真は弊社構造設計室の池田室長です。鉄筋コンクリートで作られた建物、当然中には鉄筋が入っています。そしてその鉄筋が強度に大きく影響するのです!・・・が、コンクリートの中にある鉄筋を、見て確認することはできません。そこで、この写真のように専用の機器を使い、コンクリートを傷つけることなく、鉄筋の位置を確認できるのです。



鉄筋探査後実測.jpg

探査後の実測の様子。写真は弊社構造設計担当の鎌田常務です。実測では、かぶり厚や、配筋を状態を調査し、施工管理の状態を確認します。
設計図書がない場合は、実際にハツリ(コンクリートを削る)を行い、鉄筋径等を確認することもあります。


コア抜き.jpg

コンクリートコア抜きの様子。コア抜きとは、コンクリートに穴を空ける作業のことなのですが、なぜそんなことをするのかといいますと、その穴を空けて取り出したコンクリートで、強度や、劣化の状態、中性化の深さ等を調べるためです。


こうして調査した結果を元に、細かく構造計算を行い、地震に対する安全性を診断、必要な場合は耐震補強の提案、補強設計、耐震改修と進んでいきます。


古い建物、特に1981年の建築基準法改正(新耐震規定)以前の建物は、そもそもの強度が低かったり、施工管理が甘かったりといったことが起こりえます。いつ来るともわからない大地震に備え、是非一度診断を受けられることをお勧めします。


とまぁ、構造設計者の立場から、少し怖がらせるようなことを言わせていただきましたが、備えあれば憂いなし!診断する必要があるかどうかもわからないという方も、相談は無料になりますので、不安があるようでしたら、是非一度お話をお聞かせください。

posted by 東条設計 at 19:45| 鹿児島 ☁| 監理の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする