2012年05月08日

あおぞら小児科 コンクリート打設(材料試験)

こんにちは、構造設計室の東條です。
先日のあおぞら小児科様の配筋検査に引き続き、コンクリート打設検査に同行させていただきました。

配筋検査に基づき、手直しをして、そして手直し検査に合格して、いよいよコンクリート打設となります。

コンクリート打設とは、前回のレポートで少し触れましたが、要するに、コンクリートを型枠に入れる作業のことです!


ではさっそくコンクリートを入れていきましょう!

・・・と、そんな簡単にはいきません!

このコンクリートは生ものですので、毎回完全に同じ品質というわけではないのです!

しかも、このコンクリートはとても奥が深くデリケート!セメントや水、骨材などの配合はもちろんですが、その時の気温にも左右されますし、当然どんどん固まっていきますので、工場から現場までの移動時間でも変わってくるわけです!

そんなデリケートなコンクリートなので、現場で打ち込む直前に材料試験を行います。


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これが材料試験に使う道具達です


まずはスランプ試験、こんな感じでコーンにコンクリートを詰めまして。

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コーンを引き抜いていきます!


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そしてこのコンクリートが、コーンの上端からどれだけさがったかをみて、やわらかさを測定します!なんだか愛くるしい形ですが、品質や施工性を確認する重要な試験です!



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次は空気量試験、これも専用の容器に詰めまして、圧力をかけてコンクリート内の空気量を計り、許容値内であるか確認します。



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そして塩化物試験をして(写真左)
テストピースを作製し(右の写真手前の円筒状の容器にコンクリートをつめたもの、別置きで、硬化後の強度試験に使います)



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記録写真を撮ります。検査員は私のレポートではおなじみの、弊社池田です!


ざっくり通りましたが、試験のコンクリートの詰めかた等、しっかりと決められており、このような確実な試験に合格した高品質のコンクリートを打設しています!

ちなみに、一昨年は不合格の現場もあり、運ばれてきたコンクリートを生コン車数台分処分させたそうです・・・。

だからこそ!そのようなことがないよう、工場の方々は日々真剣に製造し、そして施工会社様も正確な打設を、私たち構造設計者はより厳格な検査を実施するのだと先輩からご指導いただきました!!


打設前のレポートで少し長くなってしまいましたが、それだけ重要な試験だということがわかっていただけたはず!

ということで今回はとりあえずここまで!次回はいよいよ打設作業編です!!


posted by 東条設計 at 11:54| 鹿児島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 監理の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月07日

あおぞら小児科 配筋検査

こんにちは、構造設計室の東條です。
先日、あおぞら小児科様の配筋検査に同行させていただきました。

配筋検査は『鉄筋が正しく配置されているかどうかを検査する』という読んで字のごとくの検査です!では実際に見てみましょう!


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・・・。

ウジャウジャと鉄筋があってなにがなにやら・・・。

このウジャウジャの中を『鉄筋のサイズ、本数はあっているか。鉄筋と鉄筋の空きはとれているか。かぶり厚(鉄筋から型枠までの空き)はとれているか。定着長さ(コンクリートに埋め込む鉄筋の長さ)は十分か。』等々チェックしていきます。

今あげたのはほんの一部で、チェック項目はまだまだたくさんあり、当社ではオリジナルで作成したチェックリストにより、各部位ごとの検査を行っております!実際にこの検査の結果、手直しをしてもらうこともあるのです!読んで字のごとくだなんて簡単に言いましたがとんでもないですね!配筋検査は建物の強度や耐久性にかかわるとても重要な検査なのです!



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ここが柱部分の配筋。フレームで固定された一際太いものがアンカーボルト!柱と基礎をしっかり繋ぎます!心強いです!



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写真で鉄筋の奥に見えている赤くて丸いもの(通称:ドーナツ)と、鉄筋の左でつっかえている四角いもの(通称:サイコロ)が、スペーサーといって、鉄筋の位置の固定、かぶり厚を保つために設置されております。可愛い愛称ですが、とても重要な役目を担っているのです!


ちなみに私はウジャウジャと見えましたが、先輩の方々はやはり見るべき所が見えてくるらしいです!さすがです!



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実際に検査している様子です。検査者はその『見るべき所が見える』弊社池田です!

こんな感じでスケールをあて、しっかりチェックしていきます。

後日この型枠内にコンクリートを入れる(コンクリート打設といいます)ことになるので、その前に確実に、正確に、間違いのない建築ができるよう検査の目も厳しくなります。

コンクリート打設後では配筋もわからなくなりますし、もし修正があった場合も、大変な作業が必要になります。ここでの検査がとても重要なことがよくわかりますね!
 
そしてそのような間違いがおこることのないよう、現場の方々に正確でわかりやすい図面を書くことも、設計者の重要な役割なのです!


以上現場レポートでした!

私も早く『見るべき所が見える』よう、そして現場の工程をスムーズに、正確に進めていけるよう、日々勉強していきます!

次回はドキドキのコンクリート打設編です!!
posted by 東条設計 at 13:24| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 監理の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月11日

あおぞら小児科 地盤改良立会

こんにちは、初めまして、構造設計室の東條です。
4月より入社いたしました新入社員でございます。これから東条設計の一員として、お客様に感動を与えられるよう頑張っていきます。まだまだ右も左もわからない私ですので、日々、勉強し、成長して、そしてその様子や、構造設計室での業務などをブログで紹介していきたいと思います。よろしくお願い致します。


さて、さっそくですが、先日はあおぞら小児科様の地盤改良の検査に、同行させていただきました。鹿児島はやはりシラス台地が多く、建築をするにあたって、地盤改良はとても重要です。今回はソイルセメントコラム(テノコラム)工法によって地盤改良をしていきます。

ソイルセメントコラム工法とはなんぞやということで、調べますと
『セメント系固化材をスラリー(固化材液)として地盤に注入し,地盤と固化材液を攪拌混合することによって、ソイルセメントコラムを築造する工法である。』

ハハーンなるほど!これはなるほどですね!つまり百聞は一見にしかず!実際現場で先輩に教えていただきながら学んできました!


まずは固化剤と水を混ぜてスラリー(固化剤液)を作ります
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次に地面にドリルで穴を掘っていきます
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これがそのマシンと実際に検査している様子です。写真に写っているのは検査者で私の先輩である弊社池田です!そしてそのすぐ横に写っているのがドリルの先端部分です!大きくて凶悪なフォルムですね・・・ゴクリ・・・。



そしてここからがポイント!穴を掘りながら作ったスラリーを注入していき、土と混ぜていくのです!
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ただ掘っているように見えますが、ドリルの先端からスラリーがでています。しかも、ただ掘って注入するだけでなく、掘るスピード、注入量、掘削深度までしっかりと決められた通りに進んでいきます。土としっかり撹拌するためにも、ただ掘るだけではダメなんですね。見た目の凶悪さに反して、実に繊細な仕事ができるマシンです



最後に引き抜き、ドリルを逆回転させながらゆっくりと引き抜いていきます
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これもまた混ぜながら、ゆっくり引き抜きます。最後までしっかりとした仕事をしてくれました。



これで完了です!あとは固化剤が地中で固まり、杭ができるというわけです!



このような一連の作業を協力業者様にしていただき、私達構造設計者は、その現場に立ち会い、掘削深度に達しているか、強度は十分にでているか、など様々なことをチェックし、また、不測の事態があった場合などは即対応、改善します。


以上、現場レポートでした!これからもこんな感じでブログで報告、紹介させていただきたいと思います!


この先何度も立ち会いや検査に行くことがあると思います。完成、そしてその先まで、しっかりと監理していきます!

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posted by 東条設計 at 11:20| 鹿児島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 監理の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする